越後駒ケ岳 山スキー

日程 2007年4月7日
行動 石抱橋から越後駒ケ岳往復
コースタイム 石抱橋(7:00)--道行山(9:25)--越後駒ケ岳(13:00)--石抱橋(16:00)
メンバー 徳山 新井


道行山から望む越後駒
 今回は「越後駒」。昨夏、荒沢岳から見た越後駒に一目惚れ。長大な尾根を一日で駆け抜けたいと思っていた。願ったり叶ったりで、越後駒は快晴無風で迎えてくれた。

【当日】
シルバーラインのゲートが開く6:00、開き待ちの車の列に並んで待つ。6:00ゲートが開いてGO!入山口の石抱橋へ。すでに車が7.8台停まっていた。
7:00遥か遠くに見える越後駒目指していざ出発。林道を40分ほど歩いて柳沢出合へ。さて、どの尾根に取り付くか迷うところだが、柳沢をまたぐ橋を渡ってすぐの尾根に取り付くことにする。あまり形のいい尾根ではなく、もうひとつ道行山側の尾根が一番いいように思えた。尾根に出ても風が全くなく暑い暑い。アンダーシャツ1枚で歩く。9:25道行山着。それでもまだ越後駒は遠い・・・。
道行山からはシールで少し滑って、小倉山との鞍部へ。小倉山はトラバースで通過。雪庇の発達もほとんどなかった。小倉山からもしばらく緩やかに登る。まだピークまでは600mのぼらなきゃいけない。百草の池手前からは傾斜も出てきて、最後は一気に山頂に突き上げる感じだ。左手の滝ハナ沢源頭は芸術的な美しさで、立ち木一本もなく吸い込まれそうなくらいだった。いつか滑ってみたいもんだ。
 足元の雪は春の日差しですっかり緩んでスキーで山頂までいけそうである。駒の小屋は雪から完全に出ていて、扉も開いていた。
駒の小屋からは、もうひとふんばり。焦らず登る。そして13:00、越後駒山頂に到着。やったー!!印象的だったのは巻機山の北側ののっぺりとした真っ白な斜面。あれはいつかすべらにゃいかん。うんうん。

山頂にて
さて、ようやく滑るときが来た。13:15滑りはじめる。雪は十分やわらかく安心してターンできる。もうとにかく滑るだけである。スキーを滑らせてようやく風に当たることが出来て、涼しかった。小倉山と道行山の鞍部までは快適に滑ることが出来た。道行山へはシールをつけて登り返し。10分くらいだ。辛抱辛抱。
 道行山で再びシールをはずして滑り始める。登りに使った尾根はどう考えても滑りに適さないのでひとつ道行山よりの尾根を滑った。これが正解。快適に林道まで滑ることができた。冒頭にも書いたが登りも下りもこの尾根を使うのがよさそうだ。今度くるときもそうしよう。

林道をゆるゆる漕いで石抱橋に戻ってくるともう16時。
陽が傾いていた。
 思い出したように急に越後駒に行きたくなって、行ってみたらやっぱりいい山だった。麓から眺める姿も、近づいて眺める姿もかっこいい山だった。素晴らしい天気にも恵まれて、とってもいい気分の一日だった。
石抱橋から振り返った越後駒

参考までに・・・
 この日の奥只見丸山スキー場の積雪は285cmとのこと。林道の積雪も十分だったし、まだしばらくはちゃんとした山スキーが出来るだろうと思います。もっと朝早く登り出せれば理想的だがシルバーラインが開くのが6時なのでしかたない・・・。ちなみに夕方6時に閉鎖だそうです。ご注意を。


2007年4月9日  記
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