針ノ木岳 マヤクボカール 山スキー

日程      2013年5月25日(土)
コース     扇沢 --- マヤクボカール --- 針ノ木岳 ---  マヤクボカール滑降
メンバー    徳山(L) 畔上 石島 斎藤 田中 山田 新井
コースタイム 扇沢(7:00) --- 針ノ木岳(13:00-13:45) --- 扇沢(15:00)
         行動時間 8時間


いつもながら新緑と残雪がきれい
今シーズンはほとんど山スキーに行っていなくて、今回がスキー初めで
スキー納めのようになった。
先々週に最悪単独でもと思って立てた計画も悪天で流れ・・・。そんな時に
徳山さんからお誘いいただいて、今回針ノ木の計画に参加。

針ノ木は今回で4回目、しかも4回ともその年のスキー納めとなっている。
僕にとってはシーズンを締めくくる山なのだ。
前日夜、赤沢岳に単独で行く森田さんの車に同乗させていただく。
関越道で初めてウラ技(?)を使って合流。森田さんのハイスピード
運転によって、3時間くらいで扇沢に到着。先着していた徳山さんたち
と合流。明日は7時出発となり、寝る。

仮眠用テントで寝付くときに「明日登り切れるかなぁ」と本気で心配した。
技術的にではなく、体力的に登れないかも・・・と思ったのは久しぶりだった。

80歳の三浦雄一郎がエベレストに登れたくらいだから35歳が針ノ木くらい
大丈夫か・・・。

爺ヶ岳を眺めながら休憩

稜線に到着!
当日は朝、7時に出発。相変わらず、新緑と残雪がきれいだ。
久しぶりの山なのでまずはゆっくりと思っていたら、いきなり遅れはじめる。
でも焦るとのちのちバテるだろうとマイペースで歩く。何度も来ている
コースなので、なんとなく体力配分ができるのは気が楽だ。

雪は例年よりも多めに思えた。特に上部は雪が多いように思えた。

大沢小屋を対岸に見るあたりで最初の休憩。ここからシール歩行となる。
この休憩から出発するところで徳山さんから先頭を言い渡される。山頂まで
体力が持つペースで歩こうと思い、結局はマイペースで歩く。

雪の状態は、過去に来た中では一番良かったように思う。例年だとまともに
滑れるのはマヤクボだけで本谷に入るとデコボコで滑りにならないのだが
今年はだいぶマシ。
峠に向かう雪渓と別れるといよいよマヤクボ沢の登りの始まりだ。
いつものようにモレーン状の台地への登り途中でアイゼンに履き替える。
先行者の適当なステップが見当たらず、ステップを切りながらの登りと
なって、ここが一番堪えた。ヒイヒイ。

台地に上がったところで一息。、稜線への最後の急登を一気に登る作戦。
この急登はステップがしっかりしていて楽だった。
12:20に稜線に到着。北アルプスが一望できた。
やっぱり雪が多いようだ。薬師あたりがひときわ白かった。

今回は針ノ木に初登頂の人も多いので、ちゃんと山頂を往復。
山頂からの眺めに歓声が上がっていた。
富士山こそ見えなかったが剱や槍などとてもきれいに見えた。

針ノ木山頂!

さぁ いくぜ!
さて、登りの疲れが少し癒えたら、いよいよ滑りだ。
徳山リーダーに先に滑ってもいいよと言われたので山田さんに続いて
2番目に滑りはじめた。
登りと違って滑りには不安はなく、すんなりと滑りはじめることができた。
適当なところで止まって写真でもと思って撮っていたら、どんどんおいてけ
ぼりになって、自動的に最後尾になってしまった。
それ以上に、メンバーの上達ぶりがすごくて、遠目にみると誰が誰だか
わからないくらいだった。
おいていかれないように滑る感じだった。
滑りもしばらくすると、太ももがパンパンになってきた。斜面が比較的
きれいだったのはよかったが、やはりブランクを感じた。

もう4回目になるので新鮮味はないが、やっぱり山スキーはいいなぁ〜
と思えた。

マヤクボカールを滑る

いいコースだなぁ
そんなこんなで右岸沿いに滑れるところまで滑って、あとは歩き。
15時過ぎに扇沢に到着。
単独で赤沢岳を滑って、先に下山した森田さんと合流。

いいスキー納めができました。

帰りは定番の薬師の湯ではなく、地元の人が利用する感じの温泉施設で
風呂に入って帰宅。


下山して・・・
久しぶりの山スキーでちょっとドキドキしたが、いつものように登って、
滑ってができて本当に良かったと思う。
山スキーは一番の趣味だなぁと改めて思いました。
今回のGPSの軌跡です。IPhoneのアプリで作成しました。
バッテリーは100%で出発し、8時間後に下山したときには20%くらいまで
減っていました。
また、ところどころ正確ではありません。
ただ、行動中にGPSが指す現在位置は的確のように思います。

2013年6月1日 記
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