東前掛山(浅間山) 山スキー

日程  2006年4月1日
コース 峰の茶屋--東前掛山往復
コースタイム 峰の茶屋8:45--東前掛山12:25--1600m付近でおしるこタイム13:15〜14:00
         --峰の茶屋15:00
メンバー 斎藤 佐治 沢田石 徳山 新井

 先週行った谷川岳方面から浅間山が真っ白に見えたのでまだまだ滑れるんじゃないか?と思って計画しました。コースとしては峰の茶屋から東前掛山を往復といった感じです。予想をはるかに越える一枚バーンでメンバー一同感動の一日でした。


雪を拾いながら登る 遠くに見える真っ白な斜面が滑降バーン

 計画失敗か・・・
 8:45峰の茶屋を出発。駐車場に雪はなく登山道上に途切れ途切れ雪がある感じである。沢田石さんのみシールで歩き出す。小浅間とのコルでようやく全員シール歩行になる。そこからはすぐに森林限界となり、強風にさらされた。さらに雪も少なく雪を拾いながらなんとかシール歩行していった。このあたりから「この計画って失敗・・・」という考えが頭をよぎる。少なからず責任を感じてしまうのであった。しばらく登ったところで、佐治さん、香里さん、私はスキーをデポして先行している沢田石さんと徳山さんを追う。ところが先行する2人に「何でスキーおいてきたの?もったいない」と言われやっぱりスキーで登ることに。確かに登っている尾根の右側は真っ白な大斜面なのだ。あそこを滑らない手はないと3人一度下って、スキーを履き直す。結局そのまま5人とも東前掛山ピークに立つ。スキーはピークの直下にデポ。時折硫黄の臭気が漂ってくる。
 想像を絶する一枚バーン
 さてさて、ここからは滑降である。見るからにすごい斜面で、標高差で800mはある無立木の1枚バーンである(雪のついたところだけで)。もし、もっと雪が多くて鬼押ハイウェイまで滑り込めたとすると標高差1000mある。
 最初は雪が硬く緊張したが、あとは快適そのもの。知られざる(?)大斜面をすべりまくる。先週、赤谷川源頭・毛渡沢東俣を滑ったばかりの私も徳山さんもビックリの快適さ。赤谷川や毛渡沢と比べても遜色ないと言っていいと思う。やっとのことで雪がついた台地の末端に到着し、おしるこタイム。風もなくなりのんびりできた。山行を計画していたときにイメージしたとおりの「おしるこタイム」になんともいえない幸福感を感じた。芳ヶ平でもできればよかったが・・・。
 そこからは小浅間とのコルに向けてシールでトラバースする。コルに着けばもうすぐ峰の茶屋である。15時ころ峰の茶屋に到着。約6時間の行程だった。
予想以上の充実振りでみんな満足顔。一時はどうなることかと思ったがホッとした下山だった。


ひろーい一枚バーン 見えているところで下半分くらい

 今回山行前に改めて地形図を眺めてみて浅間山は全山がスキー向きだなぁと思った。さらに上部はほとんど無立木である。もっとスキーで滑られていい山なのかもしれない。ポイントは雪の量と着き方、それと風だと思う。関東平野からも見える山なので、真っ白になっていて週末風がなさそうだというときに狙って行くのがいいと思う。そんな一日を費やしても行ってみる価値あり!(と思います)

2006年4月5日 記

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