黒姫山 山スキー

日程  2006年1月21日
行動  黒姫高原スキー場〜黒姫山の北方小ピーク〜スキー場のひとつ南側の尾根を滑る〜スキー場
コースタイム スキー場最上部9:30-黒姫北方小ピーク12:45 13:15-スキー場14:15
メンバー 沢田石 徳山 新井

 多少の悪天は覚悟して向かった妙高・黒姫方面の山スキーだったが南岸低気圧がやってきて快晴に。楽しく滑れた日帰り2本のうちの一本目です。予想以上に良かったです、黒姫は。


当日の黒姫山
中央の尾根が滑降ライン

暑い登り
 前夜、道の駅しなので仮眠し、朝スキー場に移動。リフト2本を乗り継いでゲレンデ最上部に到着。そこからしばらくは旧ゲレンデを登る。昨日までは旧ゲレンデは入れなかったらしいが運良く今日から入れるようになったらしい。1時間強で姫見台と呼ばれる小ピーク(ケルンあり)を通過。いよいよ樹林の急登となる。風がほとんどなく非常に暑かった。ラッセルは3人で交代しながら進む。沢田石さんの横を通るたびにほのかに日本酒の香りが・・・。僕には決して真似できない。それでもかなりいいペースで登ることができた。標高差900mを3時間15分で登りきって、お目当ての尾根の外輪山上の小ピークに到着。シールを外してしばらく休憩。妙高などの展望を楽しむ。
ブナ林の滑降
 いよいよ滑降である。ブナの急斜面に3人滑り込んでいく。傾斜は急だが適度な新雪がスピードを殺してくれる。フワリフワリと浮遊感がなんとも心地いい。3人離れないように気をつけ、コンパスを見ながら東へ東へぐんぐん落ちていくように高度を下げる。目指すは1396mの台地である。ほとんど転ばない徳山さん、たまに転ぶ沢田石さん、しょっちゅうこける僕という感じだった。これでもかこれでもかというくらいブナの適度な斜面が続く。ようやく台地らしき地形を発見、ちょっと登りになりそうなのでトラバース気味に台地を通過。ここで滑り疲れて1本休憩を入れた。台地からは進路を少し左に変えてゲレンデを目指す。しばらく下るとゲレンデが見えてきた。少し雪に穴のあいた沢を注意しながら渡ってゲレンデに滑り込んだ。ここまで来ればもう安心。レストハウスまで滑ってがっちり握手。うれしい瞬間だ。


沢田石さんの滑り


徳山さんの滑り
余談
 黒姫から下りてきた私たちはスキー場のレストハウスで一服しながら今夜の泊まり場所を考えた。そこで誰からともなく「素泊まりなら安いところがあるんじゃない?」という話が出た。さらに「服が乾かせる」「風呂に入れる」「氷壁(NHKのドラマ)が観れる」などなどさまざまなメリットが噴出し、「3000円以内なら」ということで素泊まり宿を探すことに。妙高高原駅前の観光協会で3000円の素泊まり宿を発見!即決!スーパーで買出し後その宿に入った。こんなスキーシーズンなのに客は私たちだけで8畳くらいの和室でのんびり過ごせた。沢田石さんの「相対性理論講座」や徳山さんの今日黒姫で会った「ラッセル志願の好青年」の話で盛り上がり、最後はドラマ「氷壁」を見て就寝。今夜東京発で合流予定の2人に「こちら素泊まり宿です」と言うのは、ちょっと気がひけたが・・・・。3000円の使い道としてはかなり有効だと思う。

感想
 予想以上の好天と快適なコースに恵まれて今シーズン最高のすべりが楽しめた。見渡せばまだまだ滑れそうなところがたくさんありそうなので、今後何度も通いたいところだと思った。素泊まり宿も絡めながら・・・。
 コース上のポイントとしては、「旧ゲレンデに入れるかどうか(入れないと下ろされちゃうらしいです)」「下りで1396mの台地を発見できるかどうか」がポイントではないかと思う。

2006年1月23日  記

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