志津倉山 山スキー(途中敗退)

日程 2006年2月11日
行動 琵琶首〜1047m地点〜琵琶首
コースタイム 琵琶首9:50〜1047m地点13:30〜琵琶首15:30
メンバー 飯田 嶋 徳山 新井 

 今回はとうとう念願の博士山・志津倉山の計画を実行できた。一年越しの念願叶っての2日間だ。東北らしいブナの森のを楽しめた。



1047mの引き返し地点にて

一苦労
 今回は山に取り付くまでが一苦労だった。まずは金曜の夜。塩原I.C.から下道で会津を目指すが、通れると思ったトンネルがなんと通行止め!一瞬クラッとしたが気を取り直して大迂回。3時近くにようやく柳津道の駅に到着。仮眠する。3時間程度の睡眠で今度は志津倉山の取り付きである琵琶首を目指す。ところがあたりは一面の雪でどこがどこだかさっぱりわからないのである。同じ道を何往復もして、さらに地元のおじちゃんのアドバイスも受けてようやく琵琶首を探し当てる。そんなこんなで登り始めは10時近くになってしまった。
 志津倉は、道を尋ねたおじちゃんに「しづくらにのぼるみちはねぇ〜だよ〜」と言われちゃうくらいの山で、本当に夏道がないらしく登山口のような標識、赤布のような類のものは一切なかった。静かな山だ。でも夏道がなくても冬には雪が道を作ってくれるのだ。
意外といいじゃん
 標識がないせいか、先頭を歩いた僕のセンスが悪いのか下平沢を渡るのに一苦労。前夜のドライブで疲れてしまった(いいわけ)のか僕はズルズル後退。この日の登りはつらいものだった。雪質も悪く、泥沼の中を歩くようにスキーが重かった。飯田さんと徳山さん、嶋さんに頼って最後尾で使えないヤツと化してしまった。汗と鼻水が尋常じゃないくらい噴出。嶋さんに「ゆでタコみたいになってますよ」と言われる・・・。それでもどうにか柳沢峠まで到達、もう少し時間はあるということで1047mピークまで行くことに。このあたりからは雪質も下部とは見違えるように良くなってきた。13:30頃に1047m地点に到着。ここから滑りだすことにする。あたりは立派なブナ林だ。
 下りは柳沢峠経由ではなく、1047m地点からダイレクトに下平沢に降りて行くようなコースを取った。斜度も樹間も適度で快適なすべりを楽しめた。計画段階では志津倉はあまり楽しそうじゃないので違う山に替えようかと浮気したときもあったが、「意外といいじゃん」が僕の印象だった。下平沢の出合付近は地形が複雑で快適とは言いがたいがブナ林の滑りは楽しめる山だった。



ブナ林を滑る飯田さん

西山温泉・老沢温泉旅館

 今回は上記の宿に泊まりました(自炊)。すごく良かったの一言です。温泉も部屋も自炊施設も。館主ご夫妻もいろいろと親切にしてくれてとても気持ちよかったです。もっと近くにいい山があったらどんどん使いたいと思いました。
 また今回は食当を飯田シェフが務めてくれたので夕飯はワタリガニのパスタ(レストランでも食べたことない!)と豚肉とキャベツのスープといった具合にとてもおいしいご飯が食べられました。ご飯がおいしいってのも山行のプレミアムになるなぁって思いました。飯田さんご馳走様でした。
 温泉は浴室の中に神社(?)がある変わったもので、湯船も3つあります。激熱(常人には無理)・中熱(我慢の範囲内か)・普通(適温)といった感じで湯温によって分かれています。温泉に浸かると肌がすべすべして気持ちよかったです。ちなみに混浴ですが、入り口に札があって女性が入っているときは男性が入れないようになっているといった具合になっています。
 今夜は前夜の睡眠不足もあってNHKドラマ「氷壁」を見ないうちに布団にもぐりこんでしまった。泥のように寝た。なんといっても明日は博士山なのだ。

2006年2月18日 記

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