北ア・栂池周辺山スキー

日程 2007年12月15日〜16日
行動 15日 栂池高原スキー場--成城小屋前にテント設営--天狗原往復 その後ビーコンでの捜索訓練
    16日 成城小屋前--栂池高原スキー場
コースタイム 15日 栂池高原スキー場(9:30)--成城小屋前(10:40)--天狗原(12:30)--成城小屋(13:15)
         16日 すみません、記録なしです
メンバー 舘野(L) 石島 井関 岩崎 斎藤 寺西 徳山 森田 新井  


栂池高原スキー場トップにて いよいよシーズンの始まりである
ようやく山スキーシーズンがやってきました!今年も去年にならって栂池方面が初滑りの場所となりました。

前日夜、白馬方面に来るときの定番仮眠場所はなんと工事中で、急きょ別の場所に移動、少し飲んで就寝。里には雪が少なく、ちょっと心配・・・。

翌朝、栂池高原スキー場に移動し、ゴンドラに乗ってスキー場トップへ。このゴンドラにも何度乗ったことだろう。栂池高原スキー場は雪も少なく、全面滑走可能にはなっていなかった。
スキー場からは勝手知ったる林道歩きである。他のパーティーとラッセルを交代しながら進んでいく。重い荷物も成城小屋までの辛抱だ。1時間ちょっとで成城小屋前に到着。幕営道具は置いて、天狗原往復に出発!
成城小屋から上は身も軽くなり、スピードアップ。ラッセル天国である。すぐに先行パーティーと合流し、ラッセルを交代しながら進んでいく。自分の番が回ってくると全力疾走!やはり登りもトップが一番気持ちいいのである。雪をかき分け、息を切らしながら登って行くのは気分爽快である。
が、ラッセルは後ろに回ると非常に遅く感じて、まるで渋滞につかまったよう。なので、ちょっと道を外れて一人でラッセル。少人数パーティならこんなことはしないが、今日は大所帯なので大丈夫。心いくまでラッセルを楽しめた。


12:30頃、天狗原に到着。風が強く、吹雪模様。だれも白馬乗鞍まで行こうとは言い出さない(自分も含めて・・・)。このあたりは「阿吽の呼吸」とでもいうところか。
あまり休憩は取らずに、そそくさと準備をしていよいよ、今年最初の滑降である。

天狗原にて みんなで滑走準備

まぁまぁの雪質だった
もう滑り慣れた感のある、天狗原からの滑降である。雪質はちょっと変な感じで、新雪の下に少し硬い層があって、ちょっとスキーを取られる感じがした。

ま、雪に文句を言うのはこれくらいにして・・・なんだかちょっとスキーが下手になったかなぁと思いながら下った。まぁ12月にこれだけしっかり滑れれば御の字だろう。あっという間に成城小屋に到着。ふぅ〜。


さて、この後はシーズン初めにやるのが最適なビーコン捜索訓練である。成城小屋前の平坦地を訓練地にして訓練開始。ビーコン隠す組と探す組にわかれて開始。自分なりには、落ち着いて、あまり歩きまわることなく発見でき安心。もちろん役に立たないことを願う訓練だが・・・。

隠す組のときにビーコンを深く埋めすぎブーイングを浴びた。
さて、ビーコン訓練も終え、テントに潜り込む。しばらくはお茶とお酒でのんびり過ごす。しかし、テントの外は結構な降り方で、風も強め。明日の行動はちょっと怪しくなってきた。

のんびりと夕食や水作りをしながら時間が過ぎていった。トイレで小事故も発生するものの、事なきを得た?(が・・・のちに衝撃の事実が)

この夜は20時頃に就寝。でも、なんだか雪の降り方が尋常でないので、夜中の除雪も覚悟で就寝した。

そして1時頃目を覚ますと、テントがところどころ凹んでいて、半分くらいの高さまで埋まっていた(右写真)。テントから這い出してせっせと除雪。短いスキー板は埋まりかけているものあるくらいだった。きれいに除雪してまた就寝。これで朝まではもつだろう。久しぶりの夜中の除雪だった。

夜中1時のテント除雪 わかりにくいけどテントの半分くらいまで雪が・・・

麓も雪が・・・
翌朝起きてみると、まだまだ雪の降り方は衰えておらず、昨日歩き回ったビーコン訓練地の足跡もすっぽり雪に覆われていた。こうなっては仕方ないので、今日は上にはいかずに下山のみとなる(阿吽か?)

成城小屋からの林道は当然のように下りでもラッセルとなる。みんなでがんばるがんばる。しかし、下りのラッセルは同じラッセルでもあんまり気持ちものではないことがわかった。最後の最後で登ってくる人とすれ違い、お互いのラッセルに感謝感謝。

栂池高原スキー場に出ると、昨日とは打って変わって全面滑走可能になっており、一番下まで滑って降りることができた。

こうして今シーズンの滑り初めが終わった。

白馬飯店→風呂→帰路となった。

上にも書いたが、12月にこれだけの量の雪に恵まれて滑ることができてよかった。あの降り方はちょっと手荒い山の歓迎だったきもするけど。

平成20年1月6日 記
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