奥秩父・大洞川 荒沢谷(菅ノ平まで)

日程 2007年6月9日
行動 荒沢橋--荒沢谷遡行--菅ノ平まで--荒沢橋
メンバー 佐治(L) 岩崎 徳山 新井
コースタイム 荒沢橋(11:45)---遡行--菅ノ平(13:10)---荒沢橋(14:00)


沢谷遡行中
 山行前日の金曜日、週末の天気予報では土日とも降水確率50%。僕は仕事を終えて弁当片手に帰宅し、「さすがに今回は中止だろう〜」と思いながらパソコンでメールを確認。すると「焚き火を楽しむ沢旅計画書」というメールが佐治リーダーから届いていた。
「!!!」と思ってメールを開くと「予定通り行きます。降水確率50%ですが、なんとかなるでしょう。」(原文引用)という一文が・・・。後頭部を軽く殴られたような衝撃が走ったが、この短い文章に佐治さんの強い意志を感じたので、とっとと準備してさっさと寝ました。

まぁどうにでもなる4人だし、「なんとかなる」だろうと・・・。
こうして、土曜日8:30に飯能駅に集合。佐治さんは計画実行を当たり前のように考えていたようで、ほかの3人は「まさか・・・」だったようである。後頭部を殴られたのは僕だけじゃなかったようだ。ふ〜。

曇空の中、蕎麦の花咲く秩父路を車で快走。予定通り大洞川林道に入って行く。この林道はちょっとくせもので、落石がゴロゴロしている上に、今にも崩壊しそうな斜面があちこちにあるのだ。雨も降り出し、この林道も明日まで無事かどうか怪しいもんだぞ〜。

やがて荒沢橋に到着。ここで雨が本降りに。車から出る気にならず、車中で会議を開催。結論は、今回のメインである焚き火会場予定地の菅ノ平までは偵察がてら行ってみよう、でも林道が怪しいから今日中に林道からは脱出しよう。ということに決定。
そうと決まれば、さっさと準備して出発。

菅ノ平にて

鹿の角ゲット!北の風、風力3といったところか
出発してしまうと早い早い、遡行図で菅ノ平まで2:30のところを1:30で到着。慣れた4人だとこんなもんだろうか・・・。沢自体は苔むした奥秩父らしい沢だった。特に難しいところもなくあっさり菅ノ平までは到着できた。遡行図ではベンガラの滝は懸垂とあるが、クライムダウンできた。

肝心の菅ノ平は写真のとおり、川が穏やかに流れ、その横に台地上の平坦地というロケーションで、焚き火をしてくださいと言わんばかりである。薪も豊富にある。
実は菅ノ平に着いた頃には薄日が差したりしていて、ちょっと後悔しちゃうくらいだったのだ。でも次の機会の楽しみに!また来よう。

とっとと下山し、林道を脱出。今度は大血川流域の沢に行ってみようという話になり、お隣の川、大血川へ。林道横の広場にテントを張って、御蔵島ジャガイモ入りカレーを作って、寝ました。

天気に不安のないときに、くつろぎの焚き火の沢としてまた来たいと思った。うまくすれば岩魚もゲットできるかもしれない(魚影はほとんどみなかったが)。

2007年6月10日 記
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