シンナソー

日程  2007年6月30日
行動  藤倉---シンナソー遡行--民宿浅間坂--武蔵五日市
メンバー  佐治(L) 寺西 徳山 野口 新井
        ゲスト Kさん Mさん 
コースタイム  藤倉(10:30)--シンナソー遡行--稜線(13:30)--浅間坂(14:15)


シンナソー入渓点にて
 「武蔵領にシンナソーという沢あり。佐治大師の開基にして、殊に清閑の地なり。一見すべきよし、銀座の人々の勧むるによりて・・・」というわけで、かねてから噂に聞いていた「シンナソー」に行ってきました。佐治さんは8回目!だそうだが、僕は初遡行。どんな沢なんだろう。
下山後の浅間坂もセットで楽しむこととなった。

さらに今回は、沢の初心者であるKさん、Mさんも参加。総勢7名での遡行だ。沢デビューがシンナソーというのもいいのだろうし、とにかく怪我なく楽しく遡行してもらえればと思った。
 車班とバス班に分かれて藤倉へ。10:30車道のガードレール横からちょっとした急斜面を沢に降りて行く。初心者にはいきなり「!!」だったようである。天気はくもりで暑くもなく寒くもなくちょうどいい感じである。

いよいよ入渓。ほんとうにだまされたと思って入渓だ。この沢は思っていたよりも「登攀的」な沢で、小気味よく小さな滝が現れる。これをさくさく超えていけるのがいいところなのだろう。

ロープを出す場所は2箇所という佐治リーダーのお言葉通り、2つの比較的大きな滝はロープが必要で、特に初心者の二人には登り応えがあったようだ。

そのほかにも随所でお助け紐を出しながらの遡行となった。ところどころ、日が差したり、きれいな花があったりと楽しむことが出来た。

Kさんの登り

Mさんの登り
2つの比較的大きな滝を越えたあとは、おやつタイム。なんと徳山さんのザックから、ケーキとスイカが出てきた!さらにMさんのザックからは冷たいサクランボも出てきて豪勢なおやつタイムとなった。おそらく、シンナソー内では今年一番豪華なおやつタイムだろう。感謝感謝。


おやつタイム後は稜線へのツメである。経験豊富な佐治リーダーのお導きで早めに沢を離れて急斜面を登った。藪もなくすんなり稜線に出ることが出来た。無事遡行できてホッと一息。

ここからは僕は車の回収に藤倉へ下った。本隊は、「浅間坂」に直行。結局、本隊と僕はさほどの時間差なく「浅間坂」に到着した。

さて、今回の楽しみのひとつ「浅間坂」の入浴と食事だ。急斜面に建てられた総檜風呂に入った。景色もよく、こじんまりしたいいお風呂だった。

食事は、そば、こんにゃく刺身、煮物などサッパリと美味しくいただけた。しとしとと雨も降り出し、なんだか風情も感じられてのんびりできた。ゴロンと昼寝でもしたくなるくらいだった。

バスの時間に合わせて浅間坂を出発。武蔵五日市へむかった。

おやつタイム

なんども耳にはしてきた「シンナソー」をようやく遡行する機会に恵まれ、十分楽しむことが出来た。初心者の二人も楽しむことが出来たようで、なによりだった。短い沢+風呂+食事がセットで日帰りで楽しめる、これがよいところでした。
「岸を巡り、岩を這ひて、浅間坂を拝し、佳景寂寞として心澄みゆくのみおぼゆ。」といったところか・・・。
おくのほそみちのパクリでした。


2007年7月3日 記
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